ダメーク・ストゥーパ

一条真也です。
ブログ「ムルガンダ・クティ寺院」で紹介した日本で初転法輪寺(根本香積寺)とも呼ばれる寺院の後は、ダメーク・ストゥーパを訪れました。
仏教聖地サルナートの中心に立つ仏塔です。


ダメーク・ストゥーパ

ダメーク・ストゥーパを背に



「海外旅行情報エイビーロード」HPの「仏教の聖地サルナートのダメーク・ストゥーパを訪れよう」には、「サルナートの中心にあるダメーク・ストゥーパ」として以下のように書かれています。
「ベナレスの近郊10Kmの所にあるサルナートは、仏陀がはじめて仏教の説法を行った場所。仏陀の生まれた地ルンビニー・悟りをひらいたブッダ・ガヤー・涅槃に入ったクシナガルとともに、仏教の四大聖地に数えられています。サルナートは緑豊かでのどかな村ですが、仏教徒にとっては大切な巡礼の場所。仏教寺院やモニュメントなどが点在しているサルナートで、ひときわ目立つ存在なのがダメーク・ストゥーパと呼ばれる遺跡。6世紀にアショーカ王によって造られた仏塔です」


古代の一大仏教センターです

さまざまな説法が行われています

タイから来た僧侶たち

ベトナムから来た僧侶たち



また、「当時の仏教の中心地」として以下のように書かれています。
「ダメーク・ストゥーパの周りは整備されて、公園のようになっています。入場料を払って中に入ると、そこは緑の芝生や木々が美しい庭園。その中に昔の僧院の跡や小さな仏塔の跡がポツポツと残っています。
6世紀ごろ仏教徒であったアショーカ王がここにストゥーパや大きな僧院を造営した時は、仏教の一大センターとしてにぎわいを見せていたと言われています。今ではすっかり廃墟になってまったダメーク・ストゥーパの周辺。でも、そこここに残る僧院跡や仏塔跡を見ていると、当時の盛況ぶりが十分にうかがえます」


アショーカ・ピラー



さらに、「『初転法輪』の場、ダメーク・ストゥーパ」として以下のように書かれています。
「約2500年前ブッダ・ガヤーで悟りを開いた仏陀は、ここサルナートまでやってきて、ここで初めて自分の覚った真理を5人の修行者に伝えました。この最初の説法は『初転法輪』と呼ばれていますが、その『初転法輪』が行われた場所が、ダメーク・ストゥーパの建っている所だと言われています。仏教徒にとって大切な巡礼地であるサルナートの、最も重要な場所がこのダメーク・ストゥーパなんですね。『初転法輪』当時はたぶん何もない原っぱだったと思われるその場所に、のちのアショーカ王が記念のストゥーパを建て、仏教信仰の中心になりました」



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2016年2月14日 一条真也