歌舞伎の襲名披露を見て

一条真也です。
13日の朝、金沢のホテルで目覚めました。
これから北陸新幹線で東京に向かいます。
日本経済新聞電子版の「ライフ」に連載中の「一条真也の人生の修め方」の連載第16回目となるコラムがアップされました。
今回のタイトルは「『人は死なない』 歌舞伎の襲名披露を見て」です。



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トップ画面には「『人は死なない』 歌舞伎の襲名披露を見て」が紹介されています。親子の連獅子のイラストが良い感じです。先日、久々に歌舞伎を鑑賞しました。「松竹大歌舞伎 中村翫雀改め四代目中村雁治郎襲名披露公演」です。会場は福岡県の「北九州ソレイユホール」でしたが、わたしは最前列左端の花道のすぐ近くの特等席でした。おかげさまで、役者さんの鼻息まで近くで感じることができました。



『人は死なない』 歌舞伎の襲名披露を見て


わたしは、歌舞伎の襲名というのは儒教における「孝」そのものであると思いました。これは中国哲学者で儒教研究の第一人者である加地伸之氏の一連の著書を読んで知った考え方ですが、現在生きているわたしたちは、自らの生命の糸をたぐっていくと、はるかな過去にも、はるかな未来にも、祖先も子孫も含め、みなと一緒に共に生きていることになります。わたしたちは個体としての生物ではなく一つの生命として、過去も現在も未来も、一緒に生きるわけです。これが儒教のいう「孝」であり、それは「生命の連続」を自覚するということです。孔子は「孝」という思想によって「人は死なない」ということを宣言したわけですが、その真髄を歌舞伎の襲名披露に見た思いでした。



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なお、第17回目のアップは10月27日(火)で、タイトルは「夢から志へ」。最近、わたしの大きな夢が叶いました。日頃より私淑する稲盛財団稲盛和夫理事長にお会いしたのです。わたしにとっての「夢」とは「志」というものに通じています。結局、リーダーにとって最も大切なものは「志」であると思います。志とは心がめざす方向、つまり心のベクトルです。行き先のわからない船や飛行機には誰も乗らないように、心の行き先が定まっていないような者には、誰も共感しませんし、ましてや絶対について行こうとはしません。次回は、そんな話を書きます。どうぞ、お楽しみに!



次回も、どうぞお楽しみに!




*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。



2015年10月13日 佐久間庸和