酒色に溺れる

酒に溺れたり、女のことばかり追い回している人は、あとで、とんでもないしっぺ返しを食らうだろう。だが、そのことに気づくのは難しい。
（『秘蔵宝錀』）

一条真也です。
２日の夜、小倉の夜の街をハシゴ酒で痛飲しました。
翌３日の「憲法記念日」を二日酔いで過ごしてしまいました。
もうすぐ５２歳になるというのに、「これではイカン！」と思います。
それで、今回の「空海の言葉」は自分自身への戒めといたします。
もちろん、わたしは「女のことばかり追い回している人」ではありませんが、困ったことに「酒に溺れる人」になる危険性は持っているからです。

空海は、日本宗教史上最大の超天才です。
２０１５年は、高野山金剛峯寺開創１２００年記念イヤーです。
高野山では４月２日から５月２１日まで５０日の間、弘法大師空海が残した、大いなる遺産への感謝を込めて、絢爛壮麗な大法会が執り行われます。この記念として、わたしは『超訳　空海の言葉』（ＫＫベストセラーズ）を監訳しました。現代人の心にも響く珠玉の言葉を超訳でご紹介いたします。

空海は「お大師さま」あるいは「お大師さん」として親しまれ、多くの人々の信仰の対象ともなっています。「日本のレオナルド・ダ・ヴィンチ」の異名が示すように、空海は宗教家や能書家にとどまらず、教育・医学・薬学・鉱業・土木・建築・天文学・地質学の知識から書や詩などの文芸に至るまで、実に多才な人物でした。このことも、数多くの伝説を残した一因でしょう。「一言で言いえないくらい非常に豊かな才能を持っており、才能の現れ方が非常に多面的。１０人分の一生をまとめて生きた人のような天才である」
これは、ノーベル物理学賞を日本人として初めて受賞した湯川秀樹博士の言葉ですが、空海のマルチ人間ぶりを実に見事に表現しています。

超訳空海の言葉

＊よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。

２０１５年５月４日　一条真也拝