正月

一条真也です。
あけましておめでとうございます。
新しい年、平成27年(2015年)が訪れました。
ブログ「初詣」に書いたように、今年も門司の皇産霊神社を参拝しました。
残念ながら、雪のために「初日の出」を拝むことはできませんでした。


わが家の玄関の正月飾り

正月飾りとセコムのコラボで完全防衛!



昨年の正月は喪中につき、自宅の門や玄関などの外には飾りをしませんでした。でも、喪も明けた今年は、いつものように正月の飾りをしました。
鏡餅はもちろん、羽子板や干支にあたる未の置物も飾りました。


玄関脇の正月飾り



いま、『決定版 おもてなし入門』(実業之日本社)という新作本を書いていますが、正月には日本流「おもてなし」の原点があります。
もともと正月というのは、年神を迎える年中行事です。古い信仰の形では、年神は祖霊神としての性格が強かったといわれています。ですから、お盆とは対の関係にあったといえます。詳しくは、拙著『ご先祖さまとのつきあい方』(双葉新書)をお読み下さい。


ご先祖さまとのつきあい方 (双葉新書(9))

ご先祖さまとのつきあい方 (双葉新書(9))

かつての日本では盆と正月にはふるさとに帰省して、家族で過ごすということが当たり前に行われてきました。特にお盆休みが娯楽性を高める今では、正月だけが家族の絆を深める習慣といってもいいでしょう。
晦日から新年を家族で迎え、年に一度、親戚が集まって会食をする。そして孫たちが祖父母からお年玉をもらうという光景が当たり前でした。
今では孫たちのお年玉は振り込んでほしい、という親もいるというのですから、お年玉が単なるお金のやりとりになってしまったのは、本当に残念です。それでは、みなさん、今年もよろしくお願いいたします。


松柏園ホテルの正月飾りの前で



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2015年1月1日 一条真也