「ウルトラマン創世紀展」

一条真也です。
23日、ブログ「想いのこし」で紹介した映画を観た後、わたしは同じリバーウォーク北九州の施設内にある北九州市立美術館分館に向かいました。
そして、そこで全国巡回中の「ウルトラマン創世紀展」を鑑賞しました。
ブログ「ウルトラセブン展」で紹介したイベントが思い出されます。

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北九州市立美術館分館の前で

ウルトラマン創世紀展」にやってきました!

入口にはヒーローたちの雄姿が・・・・・・



この展覧会には「ウルトラQ誕生からウルトラマン80へ」というサブタイトルがついており、チラシ裏面には以下のように書かれています。
「特撮の神様と呼ばれた円谷英二。そこに若い脚本家、監督、特撮スタッフ、芸術家が集い情熱を注いで、1966(昭和41)年ウルトラマンを誕生させました。それからおよそ半世紀にわたって、その映像は多くの人々の心を捉え続けています。娯楽の中心が映画から新たに誕生したテレビへと移り、さらにテレビの黄金期を迎える昭和時代において、ウルトラマンを生み育てた制作現場では、熱き思いとともに様々な挑戦が繰り広げられ、時代の要請に応えて変化を遂げてきました」


ウルトラマン創世紀展」のチラシ



チラシ裏面には、続けて以下のように書かれています。
「さらに、子どもを対象とした雑誌やおもちゃなどの産業が隆盛をきわめる中、商業デザインの世界で、ウルトラマンは多くの若手画家の活躍の場となりました。そして子どもたちは、この雑誌やおもちゃにより記憶を定着させ、想像の世界を広げ、永遠のヒーローとしてのウルトラマンを心の中に刻んでいきました。当展覧会では、その原点であるウルトラQ(1966年)の誕生から、ウルトラマン80(1980年)までのウルトラマンシリーズを取り上げ、その人気の秘密を、送り手である制作側の情熱と、受け手である子どもを取り巻く文化の両面から探ります。当時夢中になっていた世代から、昭和のウルトラマンを知らない子どもたちまで、多くの世代にウルトラマンの魅力を存分にお楽しみいただきたいと思います」


ウルトラマン創世紀展」のチラシの裏



この「ウルトラマン創世紀展」は、以下の4部構成となっていました。
第1部 ウルトラ伝説の始まり
第2部 光の国を創った人々
第3部 ウルトラ兄弟の誕生
第4部 ぼくらのヒーロー ウルトラマン


22日にスタートした展覧会ですが、初日には《スペシャル対談&サイン会》として「隊員が語る『ウルトラマン』撮影秘話」というイベントが開催されたそうです。なんと、黒部進氏(「ウルトラマン」ハヤタ隊員役)、桜井浩子氏(「ウルトラQ」江戸川由利子役、「ウルトラマン」フジアキコ隊員役)が出演されたとか。早く知っていれば、散髪に行かずに駆けつけたのに!


ウルトラマンウルトラセブンと一緒に・・・・・・



ブログ『ウルトラマンがいた時代』ブログ『ウルトラマンが泣いている』にも書いたように、わたしはモロに「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の世代です。また、伝説のカルト番組「ウルトラQ」も何度も再放送を観ており、その魅力に憑りつかれたクチです。「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の3作品から受けた影響は計り知れません。わが家のAVルームには、これらのDVDが揃っており、眠れない夜などにときどき観ています。もう速効で、少年時代に戻ることができます。


わがAVルームの円谷プロDVDコーナー



この展覧会には、いろいろと興味深いものが展示されていましたが、中でも、小松崎茂、関口猪一郎、梶田達二南村喬之といった画家たちが描いた原画に目を奪われました。豪華な図録も求めましたが、カバー裏には南村喬之が描いた「オール怪獣大激斗」のパノラマ画が印刷されていました。わたしが狂喜したことは言うまでもありません。


小松崎茂の画(『ウルトラマン創世紀展』図録より)

関口猪一郎の画(『ウルトラマン創世紀展』図録より)

梶田達二の画(『ウルトラマン創世紀展』図録より)

南村喬之の画(『ウルトラマン創世紀展』図録より)

ウルトラマン創世紀展』図録とカバー裏の怪獣画



この展覧会のおかげで、わたしは童心に戻ることができました。
少年時代のわたしにとって、ウルトラマンがどれほどのヒーローであったかを思い出しました。自分の命を犠牲にしてまで、多くの人々の命を救ったウルトラマン・・・・・・仏像をイメージして作られたというその顔を眺めながら、わたしは「自分の生きる世界で、ウルトラマンを目指そう」と思いました。
ウルトラマン創世紀展」は、来年1月12日まで開催されています。
もう一度、ぜひ訪れたいです!


*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2014年11月25日 一条真也