空海との再会

一条真也です。
27日は早朝から延岡に行く予定でした。しかし、体調が優れなかったのと、その前にやらなければならないことがあまりにも多すぎるため、午後からの出発に変更しました。延岡に行く目的は、ブログ「日向北紫雲閣起工式」で紹介した新しい紫雲閣の竣工式が明日予定されているからです。まずは、JR小倉駅から特急ソニック29号でJR大分駅に向かいました。


小倉駅からソニック29号で大分駅へ・・・

にちりん19号に乗り換えて延岡へ・・・



JR大分駅で特急にちりん19号に乗り換えて、延岡へ・・・。今年の1月と5月以来の延岡訪問です。日々何かと忙しく、なかなか地方の事業部にまで足を延ばせません。本当は、もっとちょくちょく来たいのですが・・・・・・。


暗くなった延岡駅に到着しました



JR延岡駅には、18時10分に到着しました。
外は、もうすっかり真っ暗になっていました。ホームにはサンレー宮崎事業部の尾崎文俊事業部長が迎えに来てくれていました。


超訳 空海の言葉』の初校ゲラ



列車の車中では、わたしはずっとゲラのチェックをしていました。じつは、「出版界の木下藤吉郎」こと造事務所の堀川尚樹社長からの依頼があり、『超訳 空海の言葉』(KKベストセラーズ)の監修を引き受けたのです。
「ブログを読んで、お忙しいことは重々承知していますが、ぜひお願いします!」との堀川社長の頼みに「わかりました、やりましょう!」と二つ返事で答えてしまったのです。何よりも、わが佐久間家の宗派は真言宗ですし、空海はいつか真正面から取り組んでみたい聖人だったからです。
それで、車中では空海の言葉を読み込んでいたのですが、『三教指帰』とか『十住心論』『文鏡秘府論』『性霊集』といった代表的著作に書かれた言葉の1つひとつが心に沁み、すっかり空海ワールドに魅了されてしまいました。まさに、空海の魂とスピリチュアルな再会を果たした気分です。


日本一の弘法大師像の下で(2014年5月13日)



そういえば、ブログ「日本一の弘法大師像」で書いたように、今年の5月13日に、日向北紫雲閣の起工式の前に今山大師を訪れて巨大な弘法大師に工事の無事を祈願したことを思い出しました。明日は晴れて竣工式を迎えられるわけですから、これはお礼参りに行かなければなりません。


月あかりの弘法大師



それで、すでに日の暮れた延岡に到着したわたしは、尾崎事業部長とともに今山大師にお礼参りに行くことにしました。今山大師は山の上にありますが、延岡が電力不足なのか何か知りませんが、現地に着くまでは真っ暗で、車の運転が危険なほどでした。ようやく、今山大師に到着すると、日本一の弘法大師像が月あかりに照らされて幻想的でした。


非常に暗かったです・・・・・・



ふと、ガサガサッと物音がしたので驚くと、なんと弘法大師像の下に若いアベックがいました。まさか、こんな暗い場所に人がいるとは思わなかったので、たいそう肝を冷やしました。あんな所で一体何をしていたのでしょうか。あちらも飛び上がって驚いていましたが、わたしたちのことを出歯亀か何かと思ったかもしれませんね。(苦笑)いや、間違いない!(by長井秀和
あのお二人が無事に結ばれて、マリエールオークパイン延岡で挙式されることを願っております。ほんとに。


お礼参りにやって来ました



それはともかく、大きな弘法大師さんを見上げながら、わたしは日向北紫雲閣が無事に完成したことのお礼を述べ、12月刊行予定の、『超訳 空海の言葉』が無事に出版されてベストセラーになることを祈念いたしました。
まさか、このブログの読者で知らない方はいないとは思いますが、念のために書くと、空海弘法大師は同一人物であります。はい。


暗い中、弘法大師像に祈願しました



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2014年10月27日 一条真也