シュエダゴン・パゴダ再訪

一条真也です。
ミャンマーヤンゴンにやって来ました。およそ1年半ぶりの訪問です。
ブログ「シュエダゴン・パゴダ」に書いたように、昨年4月12日、わたしはヤンゴン最大のシュエダゴン・パゴダを訪れました。ちょうど1年半後となる10月13日、「アジア冠婚葬祭業国際交流研究会」のメンバーと一緒にシュエダゴン・パゴダを再訪しました。


シュエダゴン・パゴダの菩提樹

壮大さ、壮麗さに圧倒されます

再びシュエダゴン・パゴダに来ました

メンバーも驚いていました

まさに黄金の洪水です



まずは、パゴダの入口には菩提樹もあり、なつかしかったです。
そして、パゴダを散策しました。その壮大さ、そして壮麗さにはやはり圧倒されました。ミャンマーの黄金に輝くパゴダの存在は有名ですが、ここはもう黄金の洪水といった感じです。


敷地内には膨大な仏像があります

LEDの仏像を発見



今回は面白い光景をいろいろと見ました。
シュエダゴン・パゴダの敷地内には膨大な数の仏像があるのですが、その中にパチンコ店にあるようなLEDの仏像を発見しました。
七色に輝くハイテク仏像ですが、なんだかちょっと興ざめです。
やはり、上座部仏教のパゴダはハイテクなど使わないでほしいですね。


スマホを操る若い僧侶たち

自撮り器で写真を撮るカップル



それから、若い僧侶がスマホを操作している場面にも遭遇しました。
これも興ざめといえば興ざめですが、まあ仕方ないのかもしれませんね。
でも、参拝客の目の届かない所でいじってほしいと願うのは、わたしだけではありますまい。
あと、若いカップルがマジックハンドのようなものを使ってデジカメを撮影していました。(株)セレモニーの志賀司社長によれば、「自撮り器」といって日本でも流行しているそうです。なんでも、ヨドバシカメラなどでも売られているとか。わたしはいつも自撮り顔の人相が悪くて困っていたので(苦笑)、帰国したら早速買いたいです。


祈る人々

誕生曜日の仏に水をかける人々

わが誕生曜日の仏の前で

金曜日の仏に水をかけました



シュエダゴン・パゴダの各所では、多くの人々が祈っていました。
その中で、特定の仏像に向かって祈ったり、水をかけたりしている人の姿が目立ちました。これは、自分の生まれた曜日の仏なのだそうです。ミャンマーの人たちは、自分の誕生曜日をとても大切にしています。ミャンマー人ガイドさんのスマホには、生年月日を言えば誕生曜日がすぐにわかるアプリがついていました。わたしが「1963年5月10日」と告げると、すかさず「金曜日ですね。お釈迦様と同じですよ」と教えてくれました。そこで、わたしは金曜日の仏に水をかけてお祈りをしました。


パゴダでは、みんな裸足です

まるでお伽話の国に来たようです

まさに、仏教テーマパーク

「お掃除隊」が登場!

「お掃除隊」をバックに



それにしても、シュエダゴン・パゴダを裸足で歩き回っていると、まるでお伽話の国に来たようです。まさに、ここは仏教テーマパークですね。
テーマパークといえば、東京ディズニーランドには清掃をエンターテインメントとして見せるキャストの存在がよく知られていますが、ここシュエダゴンパゴンでも「お掃除隊」とでも呼ぶべきホウキやモップを持った女性たちが横一列に並んで清掃していました。


天上界を想わせるシュエダゴン・パゴダ



パゴダは、日本では「仏舎利塔」の名で知られる宗教施設です。
ブッダの遺髪や遺骨の一部を奉納していると言われています。ミャンマーの人々にとって、パゴダは心の支えであり、「生」のシンボルでもあります。
中でも、ヤンゴンのシュエダゴン・パゴダは特別な存在で、じつに2500年の歴史を持つとされています。塔の高さは99.4メートル。基底部の周囲は433メートルあります。塔には5000を超すダイヤモンドや1300個のルビー、ヒスイが飾られており、まさに天上界の建造物のようでした。


尖塔は修復中でした

竹を使って修復していました



そのシュエダゴン・パゴダの尖塔は修復中でした。
なんでも5年に1回、修復されるそうです。尖塔を覆っている資材はどうも竹のようです。見ると、パゴダ内の至る所で竹の覆いがありました。そんなに太い竹ではないのですが、職人さんたちはこの竹組みを足場として修復工事を行っているそうです。
竹細工はミャンマーの名産でもあります。
わたしはホテルの売店に素敵なバンブー・バッグが売られているのを見つけ、買い求めました。23USドルでした。


ホテルで求めたバンブー(竹)のバッグ



ミャンマーはパゴダの宝庫です。
一口にパゴダと言っても、その数は膨大です。それこそミャンマー国内には大小あわせて数千、数万のパゴダが存在します。
宗教都市であるバガンだけでも、5000以上のパゴダがあるとか。
それぞれ実にさまざまな形をしており、それぞれの物語も持っています。
パゴダは、ミャンマー人の生活に深く関わっているのです。
明日14日は早朝からバガンに飛び、「世界三大仏教遺跡」をめぐって、多くのパゴダを視察する予定です。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2014年 10月14日 一条真也