人生儀礼オープンカレッジ

一条真也です。
5月5日は「こどもの日」ですね。また、「立夏」でもあります。
国民の祝日や季節の節目は大切です。そして、人生儀礼も大切です。
それらは、いずれも人生を肯定することにつながるからです。
冠婚葬祭互助会業界の新聞である「互助会通信」第414号が届きました。
5月20日よりスタートする「國學院大學オープンカレッジ特別講座〜人生儀礼への取組みをより深く知る」の案内が大きく掲載されています。
ブログ「國學院大學オープンカレッジのお知らせ」で紹介した講座で、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会と互助会保証株式会社の共催です。



「互助会通信」第414号より


全互協 互助会保証 共催 
國學院大學オープンカレッジ特別講座 
人生儀礼への取組みをより深く知る 
受講申込受付中


5月20日より、全互協と互助会保証(株)の共催による國學院大學オープンカレッジ特別講座(東京・渋谷)が開始になります。
通過儀礼のことを全互協では人生儀礼と呼び、人生の区切り目毎に人生を祝う儀礼、たとえば初節句や七五三などについて、もっと深く知るための講座を開くことにしました。



全互協はこれまでにも人生儀礼に取り組んできました。平成4年、冠婚葬祭事情を「生活文化創造型サービス産業」と位置付け、当時萩原会長は通商産業省から要請された検討三項目を了承したが、その1つは「新たな指定役務について結婚と葬儀以外に、七五三、成人式、法要、その他の儀式のための施設の提供などを加える」というものでした。



そして、創立20周年記念にあたって「21世紀に向かって冠婚葬祭の儀式文化を体系的にとらえ、『歴史的成り立ちはどうなっているか』『本来の意味合いは何か』『なぜ、それが人間社会、地域社会にとって必要なのか』『今後どのようにあるべきか』などということを総合的に研究していくことも儀式文化の一端を担う私どもとして、1つの使命ではないか。—(中略)—全互協は、21世紀に向かって、日本の儀式文化の継承と創造する努力を更に続けてまいります。」と宣言しています。



平成9年には長期ビジョン策定委員会により「業界理念」として「新しい儀式文化の創造」を掲げております。その後も、指定役務及び第三役務の一部利用(平成22年)などの成果を出してまいりました。平成25年6月、当協会が社団法人から一般社団法人に移行するにあたり、新定款に「儀式文化の保存・継承」を付加しました。そして創立40周年事業として「新しい儀式文化の創造に向けて」と題したシンポジウムを実施し、儀式創新プロジェクトの「人生儀礼研究」において各社の独自な活動情報を収集するなどしてビジネスの可能性を探るべく進めております。



その一方で、知識面においては専門家から学ぶため、教育機関の力を借りる形で、國學院大學オープンカレッジに協力し、全互協の取組みをPRすると同時に、知識情報の収集に努めることと致しました。コーディネーターの石井研士先生によれば、この分野は懐が深く、限りなくテーマがあるそうです。つまり、ビジネスの可能性も十分秘めているということです。少子化、非婚化、葬儀・婚礼のスタイルの変化などの影響を受ける時代ですが、葬儀でもなく婚礼でもない3番目の柱を築く努力が必要な時間が到来していると言えるのではないでしょうか。



國學院大學オープンカレッジとは
このたび冠婚葬祭互助会業界で支援させていただく運びとなった「國學院大學オープンカレッジ」は「年齢・性別学歴等を問わず、すべての方々に解放し、人生をより豊かな、充実したものにするための一助となることを願い、平成4年に7講座で産声を上げた」公開講座で、22年目となる平成25年度は47講座が実施されました。平成26年5月から平成26年11月にかけて、「國學院大學オープンカレッジ」の「特別講座」として「豊かに生きる〜人生儀礼の世界〜」を全互協と互助会保証の共催として開催します。



講座日程・内容
講座日程 14:30〜16:00(敬称略)
1.5月20日(火)豊かに生きる:人生儀礼の世界(講座の紹介と展望)
國學院大學教授 石井研士
2.6月24日(火)生まれる:誕生と生育 
宗教民俗学者 田口祐子
3.7月15日(火)大人になる:成人式と結婚式 
國學院大學教授石井研士
4.10月21日(火)老いる:還暦と周年祝い 
國學院大學教授 新谷尚紀
5.11月11日(火)終活を考える:対談 
互助会保証株式会社社長 藤島安之 
作家:北陸大学客員教授 一条真也 
司会:石井研士


國學院大學の石井研士教授

互助会保証の藤島社長とわたしも出講します


総合司会進行:松本昌子
國學院大學教授大学院博士課程後期神道学・宗教学専攻)
コーディネーター:石井研士(國學院大學教授・博士)



● 開催場所 國學院大學 渋谷キャンパス 
  学術メディアセンター1F 常磐松ホール 
  〒150−8440 東京都渋谷区東4−10−28
● 受講料10,000円(5回分の金額です。各回料金はありません。入会金不要)振込は専門用紙でお願いします。
 (専門用紙は受講申込後にお渡しします。)※渋谷区・横浜市青葉区在住者は半額5,000円(國學院大學地域連携に基づく割引)
○ 受講について 同じ互助会の方で受講証をお持ちの方であれば、申込者が参加できない場合でも別の人が代理で参加することができます。
● 申込対象者 全互協正会員・賛助会員の役職員
● 申込方法 受講申込書に記入してFAXしてください。
 送信先は全互協事務局です。
● 申込締切 最終申込 平成26年5月9日
● 問い合わせ先 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 
 事務局 山村    TEL:03−3596−0061



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2014年5月5日 一条真也