東日本大雪1週間

一条真也です。
東京に来ています。今日これから北九州に帰ります。
朝、ホテルの窓から外を眺めたら、素晴らしい晴天でした。
少し前に大雪が降ったことが信じられません。


今朝の東京は晴天です



今朝の「朝日新聞」の1面に「東日本大雪1週間」の見出しを見つけました。
その記事の冒頭には、以下のように書かれています。
「東日本を襲った大雪が14日に降り始めてから1週間。20日も群馬、埼玉、山梨、東京4郡県で483世帯が孤立し、農業の被害額は10都県で約255億円にのぼった。途区別警戒を出さなかったが気象庁は20日、発表について改善を検討することを明らかにした」


朝日新聞」2月21日朝刊より



東日本大雪は東京都知事選にも大きな影響を与えましたが、大学入試にも混乱を与えました。新聞には、「大雪 大混乱の大学入試」「首都圏私大、3月に『追試験ラッシュ』」の見出しで、「私立大学の受験がピークを迎えた2月、首都圏は2週連続で記録的な大雪に見舞われた。このうち15日は事前の気象庁の予測を超える大雪となり、試験会場にたどり着けない受験生が続出。各大学は開始時間の繰り下げなどの対応に追われた。こうした受験生救済のため、異例の追試験が3月に相次いで行われる」と書かれています。


朝日新聞」2月21日朝刊より




もちろん選挙や農業に与えた影響も大切ですが、わたしは個人的感情として、試験会場にたどり着けなかったという受験生たちが本当に気の毒でなりません。それまで長い間の受験勉強を頑張ってきて、「さあ、本番」という時に大雪が降り、交通機関もストップして、会場にたどり着けなかった彼らの心情を思うと涙が出てきます。また、彼らの親御さんの心中も想像できて辛いです。
3年前、わたしは長女の大学受験に同行して東京に来ました。
そのときも、かなりの雪が降りました。おそらく長女1人で上京していたら、試験会場までたどり着けなかったと思います。受験当日、いつもより早起きして、一緒に地下鉄に乗って受験する大学まで行きました。長女が志望校を受験している間、大雪が降る中を明治神宮に出掛け、合格祈願をした思い出があります。


大雪の明治神宮で(2011年2月11日)



だいたい、センター試験の日にもよく雪が降りますね。
1月や2月の日本というのは降雪、積雪の可能性が高いわけですから、「もっと他の時期に受験日を移行できないものか」と昔から思っていました。
わが母校の早稲田大学をはじめ、多くの私大は3月に追試験を行います。
しかしながら、追試を行わない有名私大もあります。
ぜひ、首都圏にあるすべての私大は追試を行ってあげてほしいです。
創設者が「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」と述べた某大学も、どうか地方に住む学生にも機会を均等に与えていただきたい。建学時の「初期設定」に立ち戻っていただきたい。そのことを切に願います。



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2014年2月21日 一条真也