甲冑

一条真也です。
ブログ「新年祝賀会」で紹介したように、会社の新年会で甲冑を着ました。
わが社の結婚式場「ヴィラルーチェ」(中津)の衣装部から借りたものです。
中津は今年のNHk大河ドラマ軍師官兵衛」の主要な舞台であり、結婚披露宴で新郎が着るために用意されているのです。


生まれて初めて甲冑を着ました


何を隠そう、わたしは生まれて初めて甲冑を着ました。
甲冑は日本の伝統的な防具です。主として、刀剣や弓矢を用いた戦闘の際に兵士が身につけるとされています。実際に鎧を身につけてみて、けっこう重く感じましたが、実際に戦国武将が使っていた鎧や兜はもっともっと重かったようです。
そんなに重くては、実戦には不向きです。おそらく甲冑姿の武将は飾りというか、戦場での目印の役目を果たしていたのでしょう。



Wikipediaにも、「日本の甲冑は、世界の防具と比較しても彩りが豊かで美しいが、中世、近世において武士が常に権力の中枢にあったことや、特に戦乱の無い江戸時代において一部の上級武士が象徴的に珍重したためであって、その時代の鍛鉄・皮革・漆工芸・金工・組紐など様々な分野の技術を駆使して製作されているためである」と書かれています。



現代における甲冑は、古美術品、工芸品的、歴史資料的性格を持っており、なんと甲冑の新聞もあるそうです! 刀剣春秋新聞社が発行する月刊新聞「刀剣春秋」がそれです。わたしが装着した甲冑も、防具というよりは美術品や工芸品といった感じでした。また、黒田官兵衛にちなんだ赤色が美しかったですね。
甲冑は、鎧だけでなく兜も赤くて、かつ、かなり重かったです。
最初に赤い兜を見たとき、「おしるこの器みたいだな」と思いました。(苦笑)


官兵衛の赤い兜は「変わり兜」です



なお、黒田官兵衛が所用した兜は「変わり兜」というそうです。
ベスト50レビュアー」こと不識庵さんが(ブログでわたしの武将姿を見られて)自身のブログ「不識庵の面影」に「変わり兜」という記事を書かれています。それによると、官兵衛の兜は「合子形(ごうすなり)」と呼ばれるものだとか。合子とは「蓋のある器の総称」だそうですが、なぜ「赤い合子」なのか詳らかではないそうです。なかなか奥が深くて、興味深いですな。


アイ・ウォンチュー♪ オレ・カッチュー♪



わたしはステージに上がって、AKB48の「ヘビー・ローテーション」の歌いだしをもじって「アイ・ウォンチュー♪ オレ・カッチュー♪」とブチかましたのですが、驚くほど馬鹿受けして、ちょっと嬉しかったです。(笑)冗談はともかく、「軍師官兵衛のキャッチコピーは「今だって、乱世だ」です。わたしは、本当に現代の日本は乱世であると思います。NHKスペシャルにもなった「無縁社会」とか「老人漂流社会」とか、世は大いに乱れていますから!この乱世を平定するのは「天下布武」ではなく「天下布礼」だと信じています。


今年は、ど真剣にやるぞ〜!!



わが社の新しい事業によって「世直し」を敢行するためにも、社長であるわたしはど真剣になって奮闘する覚悟です。新年会では「ど真剣」にちなんで、刀を抜いて雄叫びを上げましたが、もちろん刃は自分自身に向けていました。ブログ「戦国武将会議」でもおわかりのように、最近、武将(もののふ)に心惹かれて仕方がありません。わたしもあと何年生きられるか知りませんが、ぜひ、志をば果たして美しく散りたいものです。甲冑を着て、そんなことを考えました。それでは、最後にもう1回・・・・・アイ・ウォンチュー♪ オレ・カッチュー♪(笑)



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2014年1月5日 一条真也