紅茶をたのしむ

一条真也です。
昨日、取材依頼の電話&メールがありました。
全国のセブンイレブンを運営するセブン&アイ・ホールディングス発行の雑誌「セブンネット生活」の中に著名人が商品を紹介するというコーナーがあり、今回わたしがオファーを受けたのです。テーマは「紅茶」でした。
以前、わたしは『茶をたのしむ〜ハートフル・ティーのすすめ』(現代書林)という本を書いたことがあります。それで、白羽の矢が立てられたようです。


紅茶は「こころ」を豊かにしてくれます



セブンネット生活」は年4回発行の季刊誌ですが、部数が300万部というからすごいですね。配布場所ですが、セブン -イレブン(15831店)、イトーヨカドー(176店)、そごう・西武(24店)、ヨークベニマル(184店)、ヨークマート(74店)、ロフト(42店)、シェルガーデン(18店)、アカチャンホンポ(89店)、デニーズ (388店)で、グループ合計17000点に置かれるそうです。
わたしは以前、広告代理店にいた頃、イトーヨカドー(IY)グループのマーケティングを担当したことがあるので、これらの店舗一覧を見て、非常になつかしかったです。今では、そごう・西武もグループの一部なのですね。隔世の感あり!



さて、今回の企画ですが、「その道のプロ・有名人に聞いたこの冬のおすすめアイテム&ランキング」という特集で、「ティータイムのプロが認めた! おうちカフェ&おうちスウィーツが100倍楽しくなるもの」という内容です。
依頼のメールには、「上記特集におきまして、書籍・映画・音楽・グルメなど各ジャンルのプロおすすめの作品を紹介します。ティータイムのジャンルでは、コーヒーグッズ・紅茶グッズ・おうちスイーツのそれぞれに関して造詣の深いオピニオンリーダーの方々にコメントをいただきたくお願い申し上げます。一条様には『紅茶』のコーナーに関して是非お願いしたく、お忙しい中大変恐縮ですがよろしくお願い致します」と書かれていました。



オピニオンリーダー」などと言われると恐縮してしまいますが、「ティータイム」特集はスイーツ・コーヒー・紅茶の3部門に分かれ、スイーツは「美しすぎる料理研究家」こと森崎友紀さん、コーヒーは「バリスタ」の横山千尋さんが担当されるそうです。これは、2人ともバリバリの有名人であるだけでなく、それぞれの分野の最高の専門家ではないですか! 
果たして、紅茶は本当に一条真也でいいのか?
ご安心下さい。わたしほど紅茶を愛している人間はいないのではないかと思うほど、わたしは大の紅茶好きなのです。
紅茶なしでは生きられません!(笑)



ということで、17日の日曜日の午後、わたしは紅茶を飲みながら、アンケートに次々と答えていきました。質問は3つあります。
まず最初は、「ご自身がお好きな紅茶の種類や楽しみ方を教えていただけますでしょうか?」という質問です。わたしは、以下のように答えました。
「目覚めには、強めの香りで『アーリー・ティー』。ベルガモットの香りを“あえてのホット”で引き立たせた『アールグレイ』を楽しみます。ちなみにアールグレイは一人で楽しむことが多いですね。
また家族や友人達など、大切な人と過ごすときには、王道ですが「紅茶のシャンパン」とも言われているダージリンティーを愛飲しています。余談ですが、わたしの一番好きなお酒はシャンパンです。(笑)
ストレートで楽しむときには夏摘みの茶葉で。
ミルクティーを楽しむときは秋積みの茶葉で淹れています。わたしは、ちょっと渋めの方が好みですね。ちなみに、わたしが経営するホテルでも、ダージリンティーをお出ししています。
また紅茶を飲むということには、その香りや味を楽しむと共に、ティーカップを選んだり、それぞれの紅茶に合うスイーツやテーブルセッティングを考えて、色々なシーンを演出する楽しさがあります。妻がティーカップの収集が趣味なので、色々な雰囲気のティータイムを演出してくれます。
友人や家族でイギリスの雰囲気を楽しみたい時には、アフタヌーンティーが最高ですね。スコーンやスイーツやサンドイッチなどを数段のケーキスタンドにのせてみんなで食べたりもします。
イギリスといえば、ウェッジウッドをはじめとする名器の数々、茶こしのストレーナー、保温のためのティーコージーや何段にも重ねておけるケーキスタンドなど、お茶の時間を楽しむ素敵な小道具には事欠きません。こんな道具を少し揃えるだけで、ちょっと素敵なティータイムが満喫できます。
紅茶を楽しむことは、優雅な空間と時間を楽しむことでもあるのです」



次の質問は、「紅茶の種類によっておススメの飲み方(いれ方)のバリエーションがありましたら教えていただけますでしょうか?」というものでした。
わたしは、以下のように答えました。
「講演の前日などは、『喉に良いから』という理由から、妻がジンジャーティーを作ってくれます。スライスした生姜と蜂蜜を加えて・・・・・。
特に寒い季節にはホッとするティータイムになります。
また、比較的香りが出にくいティーパックの紅茶のおすすめ飲み方は、牛乳と水にシナモンスティックやカルダモン、ドライジンジャー、クローブなどのスパイスを色々入れて煮立てて温かいチャイティーにすると、スパイスの香りに包まれた、体の芯まで温まるチャイティーになってお勧めです。
頂いたティーパックなどをそのまま飲むには香りや風味が少し物足らないという時、どうするか。こういった紅茶は、チャイティーにするとスパイスの香りや風味を引き立てて邪魔しないので、ティーパックの紅茶でも十二分においしい異国情緒あふれるチャイティーに生まれ変わります」


イングリッシュガーデンで飲む紅茶は格別



最後に、「“おうちカフェ”・・・自宅では、どのようにティータイムを楽しんでいらっしゃいますか?」という質問には、次のように答えました。
「経営者として、そして作家として時間に追われる毎日ですが、たまのオフの日に、我が家のイングリッシュガーデンで楽しむティータイムは大切な時間です。天気の良い日、庭のベンチやテーブルに座って、庭で育てているハーブのフレッシュミントの葉を2・3枝摘んで浮かせた紅茶を飲むと、さわやかなミントの香りに包まれて本当にリラックスでき最高です。
もともとは社交を目的としたティータイムですが、一人で読書をしながら、“著者との会話を楽しむ”ことも多いですね。実は書斎と庭園を合わせた『書庭』こそが、わたしの理想の空間なんですよ。
イギリスといえば、『ふしぎの国のアリス』『くまのプーさん』『ピーター・パン』『ピーター・ラビット』『指輪物語』『ナルニア国物語』『ハリー・ポッター』などの多くのファンタジー作品を生んだ国です。
庭でのティータイムには、なんといってもファンタジーがよく似合います!」


紅茶にはファンタジーがよく似合う



というような感じで、アンケートにお答えしました。その間、紅茶を3杯も飲んで、お腹がタポタポになりましたが・・・・・。(苦笑)
この特集記事が掲載された「セブンネット生活」は、12月26日に刊行される予定です。どうぞ、お楽しみに! 
寒い冬には、温かい紅茶を飲みましょう!



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2013年11月17日 一条真也