一条真也です。
11日の朝、小倉駅に向かいました。異様に早く着いたので、ホーム待合室で時間を潰しました。反対側のホームに「呪術廻戦」の電車を発見しました。その後、9時17分発のソニック7号に乗って中津へ向かいました。サンレー大分の新年祝賀式典に参加するためです。
JR小倉駅のホーム待合室で
「呪術廻戦」の電車を発見!
ソニック7号の車中では、大分事業部の業績資料などをチェックしました。コロナ禍にもかかわらず、昨年の大分は素晴らしい業績でした。これは、しっかりとグッドコメントを言わなければなりません。途中、行橋駅を通過しました。ブログ「町田そのこ氏に会いました」で紹介したように本屋大賞&一条賞大賞作家がこの近くに住んでおられます。「町田さんは、今この瞬間も原稿を書いておられるのかな?」と考えました。そのうち、JR中津駅に到着。
車内のようす
JR中津駅の前で
ヴィラルーチェの看板の下で
ヴィラルーチェの前で
現地に行くと、多くの社員から「あけまして、おめでとうございます。ご長女様のご婚約、次女様のご内定、誠におめでとうございます!」と言われ、驚きました。北陸や沖縄と同じく、大分にも「礼」の精神が生きていることを知りました。10時20分から、わが社の結婚式場「ヴィラルーチェ」において、サンレー大分の新年祝賀式典が万全のコロナ対応スタイルで行われました。
入場のようす
拍手の中を前方へ
勇壮なふれ太鼓
最初は、もちろん一同礼!
社歌を小声で斉唱♪
「S2M宣言」を小声で唱和
司会は管理部の清水さんが務めました。まず、中津紫雲閣の福富支配人による「ふれ太鼓」で幕を明け、「開会の辞」に続いて全員で社歌をマスク越しに小声で斉唱し、それから別府営業所の澤谷ブロック長によって「経営理念」および「S2M宣言」が読み上げられ、全員でマスク越しに小声で唱和しました。
マスク姿で登壇しました
オレンジの館にはオレンジマスクで!
登壇したわたしは、みなさんと「あけまして、おめでとうございます」「今年もよろしくお願いいたします」と新年の挨拶をしてから、「令和4年、2022年の新しい年をみなさんと一緒に迎えることができ、たいへん嬉しく思います」と述べました。それから、「このオレンジ色のマスクをしていたら、小倉駅や中津駅でみんなから二度見されました。わたしは目立つことが苦手なので、本当はこんな派手な格好をしたくないのですが、「ヴィラルーチェ」のイメージカラーがオレンジなので、『オレンジの館にはオレンジマスクで!』と、このコーディネートにしました」と言い、「ヴィラルーチェ」のオレンジ色のコースターを掲げました。
マスクを外しました
社長訓示のようす
それから、オレンジの不織布マスクを外して、以下のような話をしました。2022年の新しい年をみなさんと一緒に迎えることができ、たいへん嬉しく思います。新型コロナウィルスの感染拡大は冠婚葬祭業界にとってはまさに業難でした。この試練の2年を耐え抜き、闘い抜き、わが社はなんとか昨年も黒字で終えられました本当に、ありがたいことです。みなさんのおかげです。心より感謝を申し上げます。どうか、この前代未聞の2年間を生き抜いたことに誇りを持って下さい。そして、近い将来に必ず業績を元に戻しましょう!
サービス業からケア業へ
サンレーは、サービス業からケア業への進化を図っています。そこでは縦の関係(上下関係)である「サービス」から横の関係(対等な関係)である「ケア」の本質と違いを理解することが重要になります。学生のアルバイトに代表されるようにサービス業はカネのためにできますが、医療や介護に代表されるようにケア業はカネのためにはできません。特に、無縁社会に加えてコロナ禍の中にある日本において、あらゆる人々の間に悲嘆が広まりつつあり、それに対応するグリーフケアの普及は喫緊の課題です。
わが社の社会貢献事業について
熱心に聴く人びと
最近、わが社の社会貢献事業が多大な注目を集めています。わが社の大志、すなわちサンレーズ・アンビションが次々に「かたち」となっており、話題を集めているのです。まず、わが社では今年から児童養護施設に入居している新成人に晴れ着などを提供し、記念の写真を撮影する取り組みを始めました。昨年12月4日、北九州市の児童養護施設で暮らす新成人2人が 松柏園ホテルを訪れて晴れ着を選びました。今年1月9日に行われる北九州市の成人式式典には、この晴れ着で出席する予定です。また、わが社は同様に経済的理由から七五三の晴れ着撮影ができない北九州市内の6児童養護施設の児童に対しても、今年から晴れ着の提供を呼びかけ、計28人の児童が七五三の晴れ着姿を撮影しました。きっと、児童たちによって良い思い出になったことでしょう。
互助会はソーシャル・ビジネスである!
さらに、12月7日、わが社が指定管理者を務める天然温泉「ふるさと交流館 日王の湯」(田川郡福智町神崎)で「子ども食堂」を開催し、小中学生を無料招待しました。これらの活動は大きな話題となり、全国紙をはじめとしたマスコミ各社からも取材の申し込みが相次ぎました。取材ではよく、「なぜ、このような社会貢献事業をされるのですか?」という質問があります。わたしは、「わが社の本業である冠婚葬祭互助会はソーシャル・ビジネスだからです」とお答えしています。ソーシャル・ビジネスとは、高齢者や障がい者の介護・福祉、子育て支援、まちづくり、環境保護、地域活性化など、地域や社会が抱える課題の解決をミッション(使命)として、ビジネスの手法を用いて取り組むもの。「人間尊重」としての礼の精神を世に広める「天下布礼」の実践です。
すべての人に儀式を提供したい!
晴れ着の無料レンタルは、儀式というわが社の本業というべきものの意味と価値を世に広く問うものです。七五三は不安定な存在である子どもが次第に社会の一員として受け容れられていくための大切な通過儀礼です。成人式はさらに「あなたは社会人になった」というメッセージを伝える場であり、新成人はここまで育ててくれた親や地域社会の人々へ感謝をする場です。長寿祝いも含めて、すべての通過儀礼は「あなたが生まれたことは正しい」「あなたの存在と成長をこの世界は祝福している」という存在肯定のセレモニーです。万物に光を降り注ぐ太陽のように、サンレーはすべての人に儀式を提供する志を抱いています。
冠婚葬祭こそSDGsだ!!
わが社の一連の活動は、SDGsにも通じています。SDGsとは「持続可能な開発目標」という意味ですが、要するに社会を持続させるために必要なことを実行するということ。そして、冠婚葬祭互助会は社会を持続させるシステムそのものであると考えます。結婚式は、夫婦を生み、子どもを産むことによって人口を維持する結婚を根底から支える儀式です。一方で葬儀は、儀式とグリーフケアによって死別の悲嘆によるうつ、自死などの負の連鎖を防ぐ儀式です。冠婚業も葬祭業も単なるサービス業ではありません。社会を安定させ、人類を存続させる文化装置です。
相互扶助について
熱心に聴く人びと
そして、互助会の根本理念である「相互扶助」は、社会の持続性により深く関わります。貧困ゆえに入浴の習慣を知らない小学生がいるという。また、一日に一回しか食事ができない子どもがいるという。その事実を知り、「なんとかしなければ!」と強く思いました。SDGsは環境問題だけではありません。人権問題・貧困問題・児童虐待・・・・・・すべての問題は根が繋がっています。そういう考え方に立つのがSDGsであるわけです。その意味で入浴ができない、あるいは満足な食事ができないようなお子さんに対して、見て見ぬふりはできません。「相互扶助」をコンセプトとする互助会こそはソーシャル・ビジネスであるべきです。
「使命」と「志」が大切だ!
コロナ禍という想定外の大事件によって、社会は一変しました。これまでのように「ただ儲ければいい」「ただ売上と利益さえ追求すればよい」という商売の仕方では通用しません。これからの企業に求められるものは「M&A」ではないでしょうか。M&Aの「M」とは「Mission(ミッション)」のことです。そして、「A」とは「Ambition(アンビション)」のことです。すなわち、サンレーの「M&A」は「使命」と「志」のことです。
「幸せになりたい」ではなく「幸せにしたい」
会社人として仕事をしていく上で「ミッション」が非常に大切です。ミッション経営とは、社会について考えながら仕事をすることであると同時に、お客様のための仕事を通して社会に貢献することです。要するに、お客様の背後には社会があるという意識を待たなくてはなりません。そして、ミッションと並んで会社人に必要なものが、アンビション、つまり「志」です。志とは何よりも「無私」であってこそ、その呼び名に値します。「自分が幸せになりたい」というのは夢であり、「世の多くの人々を幸せにしたい」というのが志です。夢は私、志は公に通じているのです。自分ではなく、世の多くの人々、「幸せになりたい」ではなく「幸せにしたい」、この違いが重要なのです。
道歌を披露しました
わが社には無縁社会を乗り越え、有縁社会を再生するという志、グリーフケアによって世の人々の悲嘆を軽くするという志、そして冠婚葬祭という儀式で日本人を幸福にするという志があります。すなわち、「 天下布礼」という大志です。今後は、ますます「ハード」よりも「ハート」、つまりその会社の「想い」や「願い」を見て、お客様が選別する時代に入ります。サービス業からケア業へと進化するサンレーは「天下布礼」の大志を抱きながら、新しい時代を創造していきましょう!」と言ってから、「世の中を続けるための助け合い 礼の社の出番が来たり」という道歌を披露しました。
年間情報売上表彰のようす
表彰者との記念撮影
社長訓示の次は、各種表彰を行いました。まずは、「年間情報売上優秀者」です。中津テレホン営業所の塩田智美さんと豊前営業所の岡﨑美由紀さんを表彰しました。それから、グリーフケア士17名の表彰です。代表として、日田紫雲閣の多田幸悦副支配人を表彰しました。次に、終活コーディネーター 表彰10名の表彰です。代表として、日田営業所の西河勇介所長を表彰しました。
各種表彰のようす
表彰者との記念撮影
次に、お客様対応専門員表彰として、営業推進部情報センターの友松直美所長を表彰しました。そして、「サンレーおもてなし賞」の表彰です。中津紫雲閣の安藤辰也さん、ヴィラルーチェの神田愛華さんを表彰しました。
随行者紹介のようす
挨拶する随行者
それから、随行者紹介の時間です。北九州本部営業推進部北九州西エリアの大内田勝也課長、北九州本部企画開発部企画課の福市翔吾さんが登壇し、緊張しながらもユーモアのある挨拶を行いました。
決意表明のようす
本部長の決意表明を聴く
本部長の決意表明を受け取る
武士に二言なし!
その後、各責任者が部門別決意表明行いました。営業推進部の堺部長代理、紫雲閣事業部の山形支配人、冠婚事業部は中津の吉田ブランチマネージャー、日田の辻支配人の順番で決意が読み上げられ、最後は大分事業部の祐徳事業部長の決意表明を受け取りました。祐徳事業部長から決意表明を受け取ったわたしは、「ただ今、みなさんから熱い想いを受け取りました。いま決意を述べたみなさんの顔が凛々しく、まるで武士のようでした。武士は食わねど高楊枝・・・・・・そして、武士に二言はありません。どうか、いま言ったことは必ず実行して下さい。わたしは、みなさんを信じています」と述べました。
「和のこえwithコロナ」のようす
ガンバロー!✖️3
最後は、もちろん一同礼!
退場のようす
次は宮崎へ!
最後は、「和のこえ withコロナ」を営業推進部の堺部長代理が音頭を取り、国旗・社旗拝礼、閉式の辞、社長退場・・・・・・コロナ禍の中の祝賀式典はめでたく終了。全員の心が1つになりました。その後、社用車で中津から大分駅まで送ってもらい、そこから「にちりん11号」に乗って延岡へ向かいました。
2022年1月11日 一条真也拝